現在我が国では、毎年4億トン前後の産業廃棄物が排出されていますが、その半分近くを占めているのが下水処理汚泥を中心とする汚泥です。これら汚泥の処理・処分は、現在、脱水してからの埋立、或いは脱水、乾燥、焼却してからの埋立が主流であり、処分場の不足や環境汚染等の問題から、汚泥の有効利用が強く求められています。微生物によるコンポスト(堆肥)化が下水汚泥などの有機系廃棄物の再資源化技術として環境的にもエネルギー的にも最も有効であると考えられる中、特に上下水処理場での業務に実績のある当社では施行技術、処理能力の総合力でスムーズなコンポスト建設を推進しています。また、第一のテーマ事業である「環境保全事業」においてもコンポストの有機栽培農業への利用や、土壌改良材としての利用の研究開発を進めています。